(13)ナウシカで英語:僧正の教え、人生に役立つ

人類の歴史は戦いの歴史でもあった。

支配層に負けずに立ち向かっていった先人たち。

そんな人たちの想いなどがあって今の世の中がある。

確かに今の日本においては、表立った武力抗争などはない。

しかし、

この激変の世の中において変わっていかなければならないときが

くるかもしれない。

そんな時に役立ちそうな英語表現をナウシカで学んでみよう。

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ナウシカで英語(2巻):僧正(民衆)と皇帝(支配層)の対立

①「しずまれ!かしこくも皇弟階下のご降臨であるぞ。」(皇帝の手下)

「Silence! Know you that this is the brother of his majesty the Holy Emperor!」

majesty: もともとは尊厳・威厳の意味。

皇帝などを直接呼ぶのではなく「your majesty」などと呼ぶ。


②「腐海(ふかい)におかされ滅亡にひんしながら争いをやめぬ愚かさ。」(僧正)

「What madness is this, to wage war even as the spread of the sea of corruption drives us to the brink of extinction?」

wage: (戦争などを)遂行する

sea of corruption: 腐海(ふかい)

brink: ふち


③「汚れた手で生命をもてあそび戦に使わんとする僧会の傲慢」(僧正)

「The arrogance of the council of monks, tampering with the mysteries of life and turning them to war.」

arrogance: 傲慢さ

council: 評議会

tamper with: ~に手を加える


④「部族の忠誠をわが身の安寧(あんねい)と欲望の犠牲として恥じぬ皇帝の驕慢(きょうまん)」(僧正)

「The hubris of the emperor, sacrificing the loyalty of the Dorok tribes for his own greed and safety.」

hubris: 自信、尊大さ

greed: 欲望


⑤「お前たちには聞こえぬか!大地の怒りが深い海なりとなってとどろくのが!」(僧正)

「Can you not hear it for yourselves? The anger of the very earth, rising like the tide of the sea.」


⑥「そなたたちはいまよりさらに辛苦の中で生きるであろう」(僧正)

「No doubt the future will bring you even more suffering than you know today.」

no doubt: うたがいもなく、きっと

⑦「すでに帰るべき国を失い、多くの肉親を殺され強権の恣意の下に流浪をつづけねばならん。」(僧正)

「Already your homeland is lost, your relatives slaughtered. And now you must continue to wander, bent under the tyranny of overbearing authority.」

bent: 曲がった

tyranny: 絶対権力

overbear: 押さえつける


⑧「だが、ひるむな。困苦に耐えよ。屈辱の元でも子を産み育てよ。」(僧正)

「But do not despair, my family. Endure your pain, bear children even in these days of shame, and praise them well.」

despair: 絶望する

endure: 耐える


⑨「古き予言はまことであった。そなたたちを青き清浄の地へ導くものが現れたのだ。」(僧正)

「The ancient prophecies were true. There has come the advent of the angel of light, the one who will lead you to the pure land.」

prophecy: 予言

advent: 到来


⑩「その者青こ衣をまといて金色の野におりたつべし。失われた土地との絆をむすばん」

「That one shall come to you garbed in raiment of blue, descending upon a field of gold.」(僧正)

garb: ~を身に着けさせる

raiment: 衣服

終わりに

今回はナウシカの中において

皇帝(支配層)と僧正(民衆)という関係の中における対立を

英語で学んでみた。

この激変の世の中、おかしいことがどんどん明るみになり、

変わっていくだろう。

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