金曜日の夜。
女は帰宅して、シャワーをあび
夕食について考える。
女:さてと、今夜はピザでも頼もうかな。
神様:ペペロニを一つよろしく。
女:やっぱり!いつも夕食時に現れて!
神様:ふぉふぉふぉ。今日は昨日の続きを教えてやろうと思ってのう。
女:昨日は確か、「the」とか「a」の話でしたよね。
神様:そうじゃ。「the」の基本的な意味を教えてやったからのう。具体的な例を使っていろいろと教えてやろうと思ったのじゃ。
女:それなら、そうと早く言ってくださいよ。コーラもいりますか?
神様:(調子のいいやつじゃ)それじゃあ、「the」について教えてやろう。全部で5つのケースを説明してやろう。
女:おねげえしますだ。
「the」がつく場合とつかない場合の具体例
①何かの組織にはtheをつける
例:He joined the army.
神様:ここで注意するのが組織の名前が頭文字の大文字で構成されておるときじゃ。例えば「WTO」じゃ。「World Trade Organization」の略なのじゃが、「WTO」になると「the」はつかないのじゃ。
例:The World Trade Organization was established in 1995.
例:WTO was established in 1995.
②「川」や「海」にはtheをつけるが「湖」にはtheをつけない
例:the Mississippi, Lake Towada
神様:theがつかない固有名詞というのはそれ唯一のものなのじゃ。theをいちいちつけなくてもみんな理解できるからこそtheをつける必要がないのじゃ。
女:なるほど。確かに「川」と「海」は水で他とつながってるけど、「湖」は他から独立してますから唯一な感じがしますね。
③国にはtheをつけない
神様:国はそれだけで唯一のものじゃから、theがなくてもみんな共通の理解ができるのじゃ。しかし、「kingdom」や「republic」や「states」がつく国の場合にはtheがつくのじゃ。それから複数の場合はtheが必要じゃ。
女:えっと、(1)基本的にはtheはつかない、(2)kingdom, republic, statesにはtheがつく、(3)複数の場合はtheが必要ね。
例:England, the United Kingdom, the Netherlands
④山脈の場合にはtheが必要。
神様:山脈とは複数の山が連なっとるからtheが必要なのじゃ。しかし何か一つの山の固有名詞の場合にはtheは必要ない。
例:the Rocky Mountains, Mt. Fuji
⑤星や惑星について
神様:「sun」と「moon」にはtheがつくが、惑星にはtheがつかない。これはわしの考えになるのじゃが、「sun」や「moon」は広い宇宙じゃから他にも存在するじゃろう。しかし太陽系の惑星たち(水星から海王星まで)は唯一のものになるのじゃからtheは必要ない。
女:確かに「地球」も人によってはtheをつけたりtheをつけなかったりするって聞いたことがあります。
例:the sun, the moon, Mercury, Venus, Mars
終わりに
神様:今回はtheに関して5つのケースを見てきたがどうじゃった?
女:前回やったことを思い出しました。theがつくものは共通理解があるものだって。
神様:ふむ。
女:theが必要ない固有名詞はtheが必要ないくらい唯一で共通認識があるってことなんですね。
神様:そうじゃ。基本的な意味をおさえると応用がきくのう。ところでピザはまだかのう?
女:あ、頼むの忘れてました!
神様:・・・・・
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