女は仕事から帰り、
用事を終わらせた後英語の勉強を始める。
女:ん?これは「the」が正解なの?
神様:ふふふふ。冠詞か?
女:そうですよ、「a」じゃなかったり、「the」がついたり、難しいですよー
神様:例外も多いしのう。
女:英語が母国の人はどうやって使い分けてるんですか?
神様:じゃあ、今日は冠詞について勉強してみるか。
女:おねげえしますだ。
1.「the」の原則を知っておこう
神様:「the」の原則を教えておいてやろう。
女:ほう。
神様:「the」が使われるのは、話している人と聞いている人が共通で認識できるものじゃ。
女:ふむふむ。
神様:この原則を抑えておくといろいろな例外も理解ができる。例えば、今わしらの目の前に一つの卵があるとしよう。
女:ふむふむ。
神様:わしがこの卵について何か話す時は「the egg」となるのじゃ。「an egg」とはならん。
女:なぜならば、二人の目の前にあり共通で認識しているものだからですね。
神様:そうじゃ。この原則を覚えておきつつ冠詞を学んでいこうかのう。
2.文の最初に出てくる単語には「a/an」で、その後に出てくるその単語には「the」を使う
神様:これは例文を使った方が早いのう。
「I saw a dog walking on the street. The dog seemed hungry.」
女:「the dog」はすでに共通の認識になってるわ。
神様:そうじゃ。
3.「TV」に「the」がつく時とつかない時
神様:「TV」に関して言えば、「テレビ番組」を指す場合と「テレビそのものの機械を指している場合で扱いが変わってくる。
女:ふむふむ。
神様:テレビ番組を指すならば「the」はつかずに「I watch TV.」となる。ところが「テレビ機械そのもの」を指す場合は「the」がつく。例えば「Turn on the TV.」という風になるのじゃ。
4. 国連などの省略後には「the」はつかない
神様:例えば「WTO(World Trade Organization)」には「the」つかない。
「She works for WTO.」となる。
5. 自然界のものには「the」をつける
神様:これも先ほど言った原則から考えると当然のことになるのじゃ。例えば「the sun」と言えばお互いの共通の認識じゃから「the 」がつくのじゃ。
女:こうしてみると、原則だけ覚えておいてその他は原則から考えると導かれてきますね。
6. 国の形容詞型に「the」がつくと、、、
神様:「~人」という意味になるのじゃ。例えば7、「The Japanese」が「日本人になり、the French」となれば「フランス人」という風になる。
女:これは私も知ってました。
終わりに
神様:今回は「the」の原則を覚えれば楽勝じゃろう。
女:確かに今回は単純に考えることができました。
神様:そうじゃ。言語じゃからなるべく単純にしておくのじゃ。
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(5)今回の記事:冠詞「a」と「the」
(4)数字について
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