TOEFL iBTテストの所要時間は4つのセクション合わせて4時間30分である。このうち、スピーキングは2019年に新形式になり、現在は設問が4つ、約15分の試験時間となっている。
採点項目が4つあり、0〜4点の5段階評価でスコアが決定する。
採点項目の4つを細かく見てみよう。
1:General Description
General Descriptionは、質問に対する回答がきちんとできているかを判断する項目。
英語はコミュニケーションの道具なので、文法とかよりも、きちんと論理的に求められている回答を過不足なくできればここは高いスコアとなる。
2:Delivery
英語とは流れるように話す言語である。だからとぎれとぎれにならないで、つなげて英語のリズムとアクセントを意識することがここでの高得点につながる。
3:Language use
ここでは語彙力と文法力が問われる。
求められているのは基本的な文法と語彙力なので、頑張って難しい文法を使うよりもシンプルで間違いがないようにすることが大切。
4:Topic development
聞かれたことを的確に答えて、意見を明確に展開していくことがここでは問われている。逆に言うと、質問から外れた回答をしてしまうと得点は低くなってしまう。
以下の4つがTOEFLのスピーキングである。
Q1: Independent task: 1問、準備は15秒、回答時間は45秒。
Q2: Integrated task: 3問、準備は30秒、回答時間は60秒。
Q3: アカデミックな内容に関する講義を聞いて説明。
Q4: アカデミックな内容を聞いて説明。
Q1: Independent task: 1問、準備は15秒、回答時間は45秒。
課題に対して根拠を示しながら意見を述べる。
質問の型としては3つある。
①agreeかdisagreeか(agree/disagree)
②2つの選択肢でどちらを「prefer」するか(paired choice)
③仮定の話で、あなたの意見をいく(good idea)
どの答えも、意見を述べてから理由と例を示そう。
以下がテンプレート。
まずは主張から「I agree/disagree with the idea that~」(agree/disagree)となる。
または「I think it’s better to~」(paired choice)
または「I think it’s a great/terrible idea to~」(仮定の話)
以上の後で「because」と理由を示そう。
その後で「For example」と例を示そう。
Q2: Integrated task: 3問、準備は30秒、回答時間は60秒。
文章を読み、キャンパスでの二人の会話音声を聞いて、2つの情報を要約する。
文章の内容は、大学の何かしらの方針の変更などだ。
会話の中で、その方針の変更について一人は「agree」し、もう一人は「disagree」している。
会話の中で、それぞれが「agree/disagree」をサポートするために二つずつの理由を述べている。
以下がテンプレート。
「According to the article,」で問題を述べる。
「This is because」でその理由を述べる。
この後で会話をしている二人について述べる
「The man/woman opposes this」か「The man/woman supports this」
ここからその理由を述べる。
「To begin with, he/she points out that…」(1つ目)
「Plus, he/she argues that…」(2つ目)
Q3: アカデミックな内容に関する講義を聞いて説明。
トピックの内容で多いのが、「生物系」「動物系」。
続いて、「ビジネス」「心理学」「アート」「歴史」「文学」と続く。
質問の形は、
「Describe what ~ is, and how the professor’s example illustrates this idea.」
みたいな感じとなる。
答えのテンプレートとしては、
「According t the reading, ~」
「The professor elaborates on this.」(つなぎの文)
「First, he explains~」
「Second, he explains~」
Q4: アカデミックな内容を聞いて説明。
こつとしては、
①テンプレートにはめる
②うまくメモをとる
の二つだと思う。