体験型ひとりごとスピーキング練習その17:気球

日本語で内容を読み、それを英語でひとりごと練習を行う。下に英文が書かれているので、答え合わせをしながらもう一度英語で音読してみよう。このプロセスを通して、楽しく英語練習を体験できる。なお日本語はなるべく自然な英語になるように直訳に近い形で書いてあるので少し不自然に聞こえるかもしれないけど、その分英語は自然な形で学べる。


1.
ここで私は気球が準備されるのを待っている。早朝で、空がオレンジ色に染まり始めている。空気は少し冷たいが、高く上がれば暖かくなるだろう。気球に乗るのは初めてだから、ワクワクすると同時に少し緊張している。


2.
今、私たちはバスケットに乗り込んでいる。そして、バーナーが気球に熱い空気を送り込む音が聞こえる。地上のスタッフが最後のチェックをしていて、気球が少しずつ持ち上がるのが感じられる。全てが軽く感じられて、今にも浮かび上がりそうだ。


3.
地上から離れた!ゆっくりと、下の風景が小さくなっていく。家や道路、畑がどんどん小さくなっていくのが見える。まるで地図を上から見ているようで、とても現実離れした感覚だ。浮かぶ感覚はこれまでに経験したことがないくらい穏やかで平和だ。


4.
見回すと、遠くに山々が見え、谷間を蛇行する川も見える。景色は息を呑むほど美しい。ここで感じる空気は違っていて、もっと新鮮で清らかな感じがする。地上から数百メートルの高さで気球に乗っているなんて信じられない。


5.
今では太陽が完全に昇り、全てが黄金色に輝いている。私たちの下の地面に、気球の影が漂っているのが見える。バーナーからの時折の音以外には何も聞こえない。ここはとても静かで、まるで全く違う世界にいるようだ。


6.
下降を始めると、着陸地点が見えてくる。この体験は本当に素晴らしかったし、今までに感じたことのない落ち着きがある。地上からこれほど高く浮かんで、全てから切り離されるのは、何か魔法のようなものだ。いつかまたこれを体験するのが待ち遠しい。


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